常識を疑え!親子で再点検!
子供の安全や命はどこにあっても安全とはいえません。
その危険性は、私達が育った時代や思考をはるかに越えて、常識やいわゆる「大人視点」の決まり文句では、むしろ危険を招くことさえあります。
実際の子供の危機はそうした常識さえ突発しているのです。
常識が破られ、「まさか」と思ったときにはもう遅いのです。
こんな言葉を子供に使っていませんか?
- 「知らない人にはついていかない!」
- 「危ない場所には近づかない!」
- 「暗いところは歩かない!」など
なぜこうした決まり文句が危険なのか考えてみましょう。
「知らない人にはついていかない!」なぜ危険?
まず、子供は知らない人=危険な人、
知っている人=安全な人と考えるようになります。
大人と子供では「知っている人」の境界線が全く持って違うのです。
大人は何度か会ってどんな人か分かってから「知ってる人」といいますが
子供は偶然会って挨拶したひとすら、「知ってる人」に数えたりするのです。
では、子供になんと言えばよいのか。
それは「知っている人でも、おうちの人以外には付いて行かない」と教えることです。
「危ない場所には近づかない!」はなぜ危険か・・・?
はっきり言ってしまえば危なくない場所、犯罪が起きない場所なんてないからです。
ではどんな場所が特に危ないのか考えて見ましょう。
- 1.駐車場や公園、植栽の生い茂った道路などの近づきやすく出やすい場所
- 2.建物の陰や曲がりくねった道、街灯が少なく人の目に着きづらい場所
他にも空き地や、公衆トイレなど危険な場所は沢山あります。
ではどういったようにこれを伝えるか。
それは親子で一緒に歩いてここはこうだから危ないよと丁寧に説明してあげるのが大切です。
「暗いところは歩かない!」はなぜ危険か?
まず原則として、出来る限り遅すぎる時間の場合など、車で迎えに行ってあげて下さい。
そして、 この決まり文句から「暗い=危ない」「明るい=安全」というイメージが付きがちですが、そんなことがないことはないです。
犯罪者は明かりよりも人気を重視します。
また、周りは真っ暗で明かりがポツンとある街灯や、コンビニは犯人にとって好都合といえます。
明かりで顔を確認し暗闇から姿を現し、そのまま犯行に及ぶのです。
それでは夜道で子供が歩かなくてはならなくなった場合はどうすればよいか。
人気が絶えない、道路や町並みを行動範囲に合わせてあらかじめいくつかルートを作っておくことが大切です。
最近では携帯でグーグルマップを用いて街灯の明るさを地図上に表現して安全にルーティングしてくれるツールも開発されているそうです。(開発途中)
いかがでしたか?
このように、何気なく子供に言っている言葉でも大人と子供の視点が違ったりして、子供が理解できないままになってしまっている「言葉」いくつもあります。
これを機にいくつか親子で話し合って見てください。
次回は今回の差分と実際に声を掛けられたらどうするか?ということを掘り下げていきたい思います。