実際に声をかけられたら?犯罪から逃れる手段!
どんなに注意していても、子供が一人になるときはあります。
そのときに知らない人に声を掛けられたら本当に怖いものです。
そんな時は、次のことが大切です。
【1】まず第一にそういう人の側にはいかないこと
避ける、立ち止まるという勇気をふるうこと。
これができるためには、ある程度観察能力がなければいけませんが、その場に、その時間にそぐわない人には注意してください。
【2】仕方なく話しかけられても「目を合わせない」こと
目と目が合うというのはそれだけで肯定の合図になってしまいます。
話しかけられても「無視」を徹底しましょう。
防犯ブザーを持っていることをアピールするなども有りです。
【3】もしできるなら目を合わせずに その人から素早く離れること
どのくらい離れればよいか。確実な距離はありませんが大体大人の腕二本分くらいの距離をとりましょう。
つまりそれだけの「間」を置くことが大切です。
大切なことは「逃げられた」「避けられた」等の不快感や、こちらの弱みを相手に与えないようにさっさと移動すること。
それでも付いてきた場合、
【4】ためらわずに本人に大声で「やめてください」「この人ついてくるんです」と助けを求める
これは、2の段階でやっても大丈夫です。周りに知り合いがいなくても、親や友達の名前をすぐそこにいるような感じで呼びましょう。
【5】それでも話しかけてきたら、思い切って全力でダッシュ!
「助けて」大声を出して逃げましょう。持ったまま走ると逃げる力が弱くなります。手に持っているものがあれば出来れば捨ててください。相手に投げつけてもよいです。
このレベルになると非常に危険なので、必ず、家の人か警察に連絡しましょう。
以上のようなことをやるには、本当に真剣な練習が不可欠です。
あらかじめ子供に大声を出す練習をさせておかないと意味がありません。
何度も繰り返して、その子供にあった「間」の取り方、声の出し方、出す言葉、助けの求め方を一緒に練習していきましょう。